先日、私にとって初めてのインタビューとして、ソムリエ吉田岳史(よしだ・たけふみ)さんに水についてのお話を伺ってきました。
オンライン上でしたが、実際にお話をしてみると、吉田さんはとても柔らかい空気をまといながらも、一つひとつの言葉に深い“感覚”が宿っていて、普通の人では捉えきれないような世界の捉え方をされている方でした。
水の話や文化の話など、どれもがとても面白く、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
そんな吉田さんとの対話をもとに、私が感じたこと、学んだことを今後のコラムでこれからみなさんにお届けしていきます。
知る人ぞ知る幻のソムリエ 吉田岳史さんのご紹介
吉田さんは、2004年に西麻布でワインバー「エレヴァージュ」を開業して以来、独自の感性と探求心で食とワインの世界を切り拓いてきた第一人者です。
神戸・札幌・自由が丘・青山など様々な名店での経験を経て、2018年に神楽坂、そして2020年からは赤坂で「Elevage III(エレヴァージュ・サード)」を運営。店主として日々最高の一杯を提供しています。
吉田さんのワインサービスは、“温度とタイミングを極限まで計算し尽くした”提供スタイルが特徴で、その様子は「まるで寿司職人のよう」とも評されています。
メディア露出は極めて少ないながらも、美食家や企業家の間で絶大な信頼を誇る「幻のソムリエ」として名を馳せています。
熟成ボルドーやブルゴーニュの名酒から、希少なヴィンテージウイスキー、シャンパン、ブランデーまで幅広く取り扱い、香りと味わいの「最高の瞬間」を見極めて提供するその技術はまさに職人芸と言われている。
“みずのみず”との出会い
実は吉田さん、「香りを支える理想の水」を15年もの間ずっと探し続けていたのだそうです。
ワイン、日本茶、紅茶、中国茶、ウイスキー……香りの豊かな飲み物たち。その香りを邪魔せず、むしろ引き立てる水はないかと思い、全国の水を試し続けていました。
そして、2025年。“みずのみず”と出会った瞬間に、長年探し求めていた“最後のピース”がハマったと言います。
「色に例えると、白に銀を混ぜたような輝きがある。香りの立ち上がりがまったく違った。構成が初めて“合った”と感じた。」
吉田さんは“みずのみず”を、ただのミネラルウォーターではなく、“香りの構造を支える名脇役”として見出しました。
この出会いをきっかけに、2025年4月より、“みずのみず”の顧問・監修として関わっていただいています。
次回のコラムでは、吉田さんがどのように香りを捉え、なぜ水にこだわるのか、インターンシップ生として活動している私が聞いた“吉田流の世界”を皆さんにお伝えします。
どうぞお楽しみに。