ハリウッドセレブが手にしているミネラルウォーターのブランドが、SNSで話題になることがあります。
なぜ、世界のトップスターたちは「どの水を飲むか」にこだわるのでしょうか。しかも彼らが暮らすロサンゼルスは、前回まででお伝えしてきた通り、硬度の高い水で知られる街です。硬水の街で、セレブたちはなぜ水を選ぶのか。そこには「水は美容と健康への投資」という価値観があります。
セレブは、水を「飲むもの」ではなく「選ぶもの」として見ている
ハリウッドセレブにとって、水は美容と健康のためのアイテムです。
彼らは、味や喉ごしだけでなく、水に含まれるミネラル成分に注目して銘柄を選びます。たとえばセレブに人気のフィジーウォーターは、「シリカ(ケイ素)」を93mg/Lと比較的多く含むことで知られています。シリカは肌や髪の美容に関わる成分として、美容意識の高い層から注目を集めてきました。
「どの水を飲むか」が、その人の美容と健康への意識を映す。セレブにとって水選びは、スキンケアやトレーニングと同じ、自己投資の一部なのです。
なぜ「水を飲む量」までこだわるのか
セレブが注目するのは、水の種類だけではありません。飲む「量」にもこだわります。
米国医学研究所(現・全米科学工学医学アカデミー)が2004年に発表した「Dietary Reference Intakes for Water, Potassium, Sodium, Chloride, and Sulfate」の基準では、1日の水分摂取量の目安を女性で約2.7L、男性で約3.7L(食事に含まれる水分を含む)としています。美容や健康に関心の高い層の間では、この量を意識して十分な水を飲む習慣が広く浸透しています。
十分な水分摂取は、肌のうるおいや代謝の維持に関わるとされています。高価な美容液を使う前に、まず「良い水を、十分に飲む」。これがセレブたちの美容の土台になっているのではないでしょうか。
「良い水」を選ぶことは、特別なことではない
ここで誤解してほしくないのは、これは一部のセレブだけの特別な習慣ではないということです。
彼らがしているのは、水の成分を知り、自分の目的に合った水を選び、十分な量を飲むという、とてもシンプルなことです。硬水の街ロサンゼルスに暮らしているからこそ、彼らは「与えられた水をそのまま飲む」のではなく、「自分で水を選ぶ」ことを習慣にしています。
水を選ぶという意識は、住む場所や職業に関係なく、誰でも今日から持つことができます。
水を選ぶことは、自分を大切にすること
ハリウッドセレブが水にこだわる理由。それは突き詰めれば、「自分の身体を大切にしている」ということに尽きます。
何を食べ、何を飲むか。その一つひとつの選択が、数年後の自分をつくります。水は毎日、必ず口にするものだからこそ、その選択が積み重なったときの差は大きくなります。
“みずのみず”が伝えたいのも、この考え方です。水を選ぶことは、遠い世界のセレブの話ではなく、自分自身を大切にするための、身近な一歩なのです。
次回は「ロサンゼルスの水道水の真実」。セレブが暮らす街LAの水道水は、実際どのような水なのか。旅行前に知っておきたい事実をお伝えします。